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なんにもないよー

触ってみて、ください

突き抜ける雲に、隠した

その意味は、なんにもないのです。

ほんとは、ね

笑えないの、この瞬間が

真っ青に塗りつぶされてく

まるで、下絵を描くように

まるで、君を隠すように

そうやって、ただ歩き回る

パッと、咲いた傘の群れ

ふと、すれ違う瞬間に

お辞儀を交わす傘かしげ

そこには、色などなかったのです。

「さよならは、野暮ですよ?」

クスッと、笑えたひと時

付け足した彩を象っていく

まるで、止まった針のように

まるで、君と混じり合うように

きっと

誰よりも繊細なこの汚れ

どんな雨空さえも

呑み込んで行くのでしょう。